それは冷暖房効果を高め、省エネルギーには効果的であるが、その反面、住宅内で多量に生起する湿気が問題に為ってる。
湿気は外気や床面、壁面、また調理、入浴、暖房、等あらゆるところから生起する。
そして通気の悪い場所に溜まり、カビ、ダニを繁殖させたり、結露をおこしたり住宅や健康に悪影響をおよぼすものである。
その為省エネ住宅では殊更にガッツリと湿気対策を実践する必要が有る。
天気の良い日に複数の窓を解放して風を通す方法は1番健康的で省エネであるが、計画的に必要換気量を計算し、必要換気量に適合する換気設備を設置して湿気を排出する方法も有る。
湿気のこもりやすい床下には床下用換気扇を設置し強制排気する事で、床下の建材のカビや、床面から室内への湿気の流入を防ぐ事が出きる。
除湿機やエアコンの除湿機能を活用する事も効果的である。
押入れや天井裏等の狭い部分には市販の吸湿材が適切でべんりなものである。
また、生活の中で少し配慮する事に拠って、室内の湿気の生起を制御する事が出きる。
例を挙げると雨の日には室内に洗濯物を干さない事である。
雨の日には換気の効果も低いため、室内に湿気を生起させない事が肝心である。
室内の観葉植物水槽も湿気を生起させるものである。
そして解放型ストーブ等も敬遠した方がよいものである。
室内の湿度は40~60%が望ましいとされている。
毎日湿度計で継続的に測定し、おのおのに合った湿気対策で、適切な湿度をキープする事心掛けたいものである。
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