アテネから北西へ約170km足を運ぶと、古代ギリシア宗教の中心部として栄えたデルフィが有る。
ここをやってくると、今でも、その神々しい聖域としての雰囲気をしみじみと実感する。
古代ギリシアにあこがれてギリシアをやってきた人は、是が非でも、このオリーブ畑の拡大する聖地に足を踏み入れてみてはどうだろう。


デルフィは古代ギリシアの都市国家、ポリスだった。
現状ここはデルフィの遺跡として、1987年 ユネスコの世界遺産[文化遺産」に登録されている。


デルフィの遺跡は、アポロン神殿を中心とする神域と、都市遺跡からなる。

パルナッソス連山の懐に抱かれ、遠くにはコリンティアス湾を熱望するこの地では、かつてアポロンの神託が実行された。
神託と云うのは神のお告げである。
全盛期は紀元前6世紀頃だった。
デルフィの神託は、ギリシア神話にも登場する。
また、[オイディプス王]の伝説にも登場している。


デルフィの遺跡は、世界遺産登録基準の1,2,3,4,6、を満たしているとして文化遺産リストに登録されたのだ:

基準1:人類の創造的才能を表現する傑作。

基準2:ある期間を通じてもしくはある文化圏に於いて建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。

基準3:現存するもしくは消滅した文化的伝統もしくは文明の、唯一のもしくは少なくとも稀な証拠。

基準4:人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積もしくは景観の優れた例。

基準6:顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰もしくは芸術的、文学的作品と、直接にもしくは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考慮している)。


アポロン神殿には、[大地のヘソ(オンファロス)]とされた石が有る。
ここで神託が実行されていたのである。
古代ギリシアに於いて世界の中心であったここデルフィは、世界のヘソ[中心]としてあったのである。






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