現状、日本の世界遺産(文化遺産)暫定リストに登録されている1つに、国立西洋美術館が有る。
東京台東区に部分する、西洋の美術作品を専門とする美術館である。


印象派等、19世紀から20世紀前半の絵画や彫刻を中心とする松方コレクションを基にしたこの美術館がなぜ世界遺産候補になったのだろうか?

この美術館の本館は、ル・コルビュジェの設計によるものである。
1998年には旧建設省に拠って[公共建築百選]に選定されている。
国立西洋美術館は、1998年に大規模な免震レトロフィット工事を行いた。
これは地下を含め全部を地盤から絶縁すると云う大掛かりな工事である。
日本における免震レトロフィット工事としては初のものだった。
人名と作品の保護、更に美術館全体としての安全な活用を可能としたのである。
フランス政府は、暫定リストにフランス国内にあるル・コルビュジエの作品を13件、登録している。
[ル・コルビュジエ建築と都市計画]と称すこの中に、フランス政府は、ドイツやスイスにあるル・コルビュジエの作品と同様、日本の国立西洋美術館本館も推薦を吟味している事が報道されたのである。


最終的に世界遺産への登録の可否が決定するのは、2009年の世界遺産登録会議を予定している。
申請されるのは、世界7カ国に散在する計23件である。
日本国内にある文化遺産を外国政府が推薦するのは史上初の試みである。


現状、日本でも2007年に文化庁が、この西洋美術館を日本の重要文化財にしている予定を立てている。






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